HOME > プロが教えるライターのあれこれ > ☆ライター(火を点ける)の歴史☆

☆ライター(火を点ける)の歴史☆

ライターの起源は1906年にオーストリアの化学者が鉄とセリウムの合金が火打石よりも強い火花を出す事を発見したところからはじまります。

これにより、この鉄とセリウムの合金を発火石として使用して火花を火縄に点火したり、ベンジンなどの液体を染み込ませた木綿に点火したりする試みが行われ始めました。

このような試みから今日のライターの原型が生まれました。

その後、1920年にドイツで今と同じように片手で火をつける事の出来るライターが開発されました。これにより現代のように片手でライターに火をつけてタバコのほうに持っていくという火のつけ方が出来るようになりました。

その後、ライターは現在のガスライターにも用いられているボックス式、横回し式などの仕組みが考案されていくことになります。

そして、1941年にフランスのs.tデュポン社のアンドレ・デュポンが世界初のポケットオイルライターを発明する事になります。

このs.tデュポン社はもともとは高級革製品の製造をしていました。

高級官僚向けに革製のアタッシュケースなどを作るのを主な商売としていました。

しかし、第二次世界大戦の勃発によりアタッシュケースの注文が無くなってしまったため、違う商売を探していました。

その試みの中でs.tデュポン社はポケットオイルライターを開発する事になりました。

この開発によりs.tデュポン社は一気にライター製造会社の中で一流になりました。

現代でもs.tデュポン社といえば、ライター製造で有名な会社になっています。

その後のライターは戦後にフランスのフレミナール者によって、高圧の液化ガスを燃料とするガスライターが開発され、1958年ころにはこの方式を用いたライターが主流になり、アメリカのロンソンやイギリスのダンヒルなどのライターによって広められる事になりました。

そして、1965年にはスウェーデンのマッチ社が初めての使い捨てライターを発売する事になりました。

この使い捨てライターの存在によりライターは高いものを購入してずっと使い続けるという使い方から、必要な時に購入してガスが無くなったら捨てるというような使い方をする消耗品に役割を変えていきました。

そして、1980年代には、電子ライターが発売される事になりました。

これは圧電素子というものに衝撃を与えて放電させることにより電子的に発火させるという仕組みのライターでした。

このように利便性を求めて進化をしてきたライターですが、日本では近年ライターによる幼児の死亡事故が多発した事により、利便性を多少犠牲にしても安全性に配慮したライターが発売されるようになってきました。